裸眼3DサイネージをUnityのバーチャル空間に再現

新宿東口に突如現れ話題になった巨大猫に代表されるように、近年繁華街のビルに巨大な立体スクリーンが設置されるようになりました。
日本では「裸眼3Dサイネージ」(海外では"Naked eye 3D display")などを呼ばれる技術ですが、今年になって弊社が拠点を構えるベトナムのホーチミンでも数多く見かけるようになりました。
そこで我々も、この3Dサイネージを技術検証してみました。その結果をYouTubeで公開しておきましたのでご覧ください。
今回の検証では、実際のビルの上に設定された巨大スクリーンではなく、Unityのシーン内で作ったビルにスクリーンを設定して、バーチャルな空間でサイネージを再現しています。
この手法を用いることで、実際のビルのスクリーンで再生しなくても、その見栄えを手軽にデスクトップで確認できます。
裸眼3Dサイネージの作り方
裸眼3Dサイネージの本質は「錯視」つまりイリュージョンです。
実物をご覧になったことがある方はご存知の通り、このサイネージの立体感は特定の角度からのみ成立します。そのターゲットとなる視聴位置から大きく離れると、錯視として成立しません。先ほどのデモ動画には、敢えて錯視が破綻する視点からの見え方も収録しておきました。
錯視効果を備えた看板を作成する非常に重要なプロセスは、実際の画面の高さ、長さ、地面からの実際の高さなどの正確な寸法と、視聴者の位置を計算することです。その上で、Unity でそれらをシミュレートするために、実際の画面に合わせた仮想画面を作成します。
視聴者の視点から仮想カメラを作成し、 カメラの動きと角度を設定して、看板の意図どおりのシーンをキャプチャします。
(おまけ)プロジェクタによる投影で3Dスクリーンの再現に挑戦中
こちらは、プロジェクタ投影による裸眼3D動画の検証風景です。2台のプロジェクタからの映像を部屋の壁に投影して組み合わせることで裸眼3D動画を実現する事に挑戦中です。
もうかなりいい段階まで来ていますが、進捗があればまたBlogにてお知らせします。
2024/2/1追記
第2弾の動画も制作しました。水飛沫の中からティラノサウルスとスマホが登場します。
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