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Business & Culture2023/9/25

ベトナム企業の利益ランキングと時価総額Top10から読み解く市場トレンド

ベトナム企業の利益ランキングと時価総額Top10から読み解く市場トレンド

こんにちは!バイタリフィアジアの石黒です。
先日2023年9月20日に開催した第1回VFA交流会においてベトナム語の現地ニュース記事より見えてくるコトについてお話ししましたが、そこから一部を抜粋して紹介します。

今後ベトナムへ進出したい、ベトナムへのビジネス展開をお考えの方にとって参考となれば幸いです。

目次

1. ベトナムで現在儲けている(利益の大きい)会社Top10

2. ベトナムで企業価値の高い(時価総額の大きい)会社Top10

3. そんなベトナムへの進出を進出前のお試し段階からお手伝いします!

1. ベトナムで現在儲けている(利益の大きい)会社Top10

2023年9月15日付のベトナム語ニュースメディア「Tuoitre」の記事には、ベトナムで利益が大きい会社のTop10が計2つ載っていました。

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1つ目は、外資企業や国有企業などをすべて含んだ利益額の大きい会社Top10です。

1位:ペトロベトナム(PETRO VIETNAM、国有企業)
2位:Samsung Electronics(サムスン電子。スマホなど電子製品を製造)
3位:Vittel(ベトナム軍隊通信。通信キャリア=携帯電話事業者の最大手)
4位:Vietcombank(ベトナム4大銀行の1つで国有銀行、みずほ銀行が出資)
5位:Techombank(ベトナム民間大手銀行)
6位:ペトロベトナム探査採掘公社(PVEP、国有企業)
7位:BIDV(ベトナム4大銀行の1つで国有銀行)
8位:MBBank(ベトナム軍隊銀行。国防省傘下だが民間銀行との見方も)
9位:Agribank(ベトナム4大銀行の1つで国有銀行)
10位:VPBank(ベトナムの民間大手銀行。三井住友銀行が出資)

石油などの資源を扱う国有企業や通信キャリア、銀行など国有企業が名を連ねている他、ベトナムの輸出(貿易黒字)を支えるサムスンが2位です。

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2つ目は、外資や国の影響力が強い国有企業などを除いた民間企業の内、利益額の大きい会社Top10です。

1位:Techombank(ベトナム民間大手銀行)
2位:VPBank(ベトナムの民間大手銀行。三井住友銀行が出資)
3位:ACB(ベトナム民間大手銀行)
4位:Vingroup(ベトナム最大の企業グループ、不動産から自動車etc)
5位:VIB(ベトナム民間大手銀行)
6位:Vinamilk(株式公開で民営化したが国も株を保有する企業)
7位:HDBank(ベトナム民間銀行)
8位:HoaPhat(企業グループ、鉄鋼、採掘、建設機械、肥料、畜産業etc)
9位:SHB(ベトナム民間銀行)
10位:TPBank(ベトナム民間銀行)

銀行業が7つと多く、その他では2つのコングロマリット(多業種間にまたがる巨大企業グループ)として、VingroupとHoaPhatが挙げられています。

これにはベトナム経済の高成長を様々な分野の事業を持つことでいずれの分野でも吸収できる(経済成長という追い風をどの分野でも最大限受けられる)といった要素があるのでは・・・とも考えられます。

2. ベトナムで企業価値の高い(時価総額の大きい)会社Top10

では株式市場での評価(企業価値、時価総額)という視点ではどういった企業が挙げられているのでしょうか?

2023年8月2日付のベトナムメディア「NGUOIQUANSAT」の記事には、その時点での時価総額Top10が挙げられています。

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左側の単位は10億ドンであり、またベトナムでは3桁ごとの桁区切りを「,」ではなく「.」で表します。

1位:ベトコムバンク431兆6,000億ドン (日本円で約2兆6,270億円相当)
2位:ビン・ホームズ273兆5,000億ドン(日本円で約1兆6,664億円相当)
Vingropu内の不動産デベロッパーで2023年初頭から現在までに約31%上昇
以下、利益額が大きい企業でも出てくる企業・・・

となります。なお6位のACVは、Vietnam Airport Corporationで、ベトナム運輸省が管轄する国有企業であり、ベトナム北部、中部、南部で空港を運営する3社が合併してできた会社です。また5位のPVgasは名前の通り、ガス会社です。

よって時価総額Top10企業の内
・銀行:4社(3社は国有企業)
・インフラ:2社(2社とも国有企業)
・Vinamilkは元国有企業で今も国が株主の民間企業
という状況です。

これを見て思うのは、日本の時価総額TOP10企業の過去と現在との比較です。2023年7月1日付マネーポストWEB(週刊ポスト)の記事には、1989年12月31日のバブル頂点時と、2023年6月27日現在の比較が載っています。

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1989年当時の日本では、元々国が運営して民営化された企業(NTT)、かつて国策によって作られた経緯の銀行(日本興業銀行)、公益性の高いインフラ企業(東京電力)や、銀行がリストのほとんどを占めていますが、34年の月日を経て銀行はリスト内に1つとなり、事業成功によってこの34年間で業績を大きく拡大させた会社が入り込み、国の影響力が大きい会社が占めていた時代からは、様変わりしています。

よって現在ベトナムでは、銀行やインフラなど国有企業が高い利益を出し市場評価も高いものの、日本と同じように年月を経てさらに経済が成長すれば、事業の成功を経て大きくなった民間会社が利益や時価総額で上位に出てくる、現在はその過渡期にあると考えることもできます。

3. そんなベトナムへの進出を進出前のお試し段階からお手伝いします!

バイタリフィアジア独自の拠点開設プランでは、現地法人や駐在員事務所といった自社拠点を作る前に、バイタリフィアジア内でベトナム進出のお試しができるプランです。

例えば・・・

・ベトナム人を雇ってソフトウェア開発を試してみたい
・ベトナム国内で自社ITサービスが売れるのかテストマーケティングをしたい、売れる方法を探ってから本格進出したい。
・現地に人を送り採用もして、ベトナムでの市場ニーズを調査したい

以上のような準備段階を経てベトナムでのビジネスが上手くいけそうと判断できたタイミングで、新たに作る現地法人や駐在員事務所へ一緒に仕事をしたメンバーをそのまま移籍できる(もちろん移籍金無し!)、そんなサービスプランになります。

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