ベトナムオフショア開発市場の変遷:経験年数別エンジニア給与とフルスタック人材の台頭

ベトナムの求人メディアTopDev社が発表した2018年Q2(4~6月)の市場データ(1万件の求職者データ、500社の募集企業、3,000件の求人データ)を元に、ベトナムオフショア開発におけるIT人材の給与水準とトレンドをご紹介します。
日本でITエンジニアの確保にお困りの方や、ベトナムでのオフショア開発を検討される方にとって、市場の成長背景を知る手がかりとなれば幸いです。
ベトナムIT市場トレンド
レポートでは、ベトナムIT開発における注目ワードとして以下が挙げられています。
1位:Blockchain(ブロックチェーン)
2位:AI(人工知能)
3位:Fintech(フィンテック)
4位:AR/VR
5位:IoT
シニアエンジニアの需要増と「質の転換」
求人データを見ると、新卒や未経験者の需要は全体のわずか8%に過ぎず、全体の30%が「シニアエンジニア(開発経験5年程度)」を求めています。
これは、ベトナムのオフショア開発市場が「とにかく安く下請け開発を行う」フェーズから、「コストをかけてでも優秀なエンジニアを確保し、品質の高いプロダクトを共創する」フェーズへシフトし始めた証左です。
弊社でも、「要件定義から設計、実装、テストまでを一貫して行える人材」をシニアと定義しており、現地の実感とも一致するトレンドです。
求められる開発言語トップはJavaとJavaScript
企業側からの求人で最も多かったのはJava(84%)、次いでJavaScript(55%)でした。特にJavaScriptに関しては、ReactやNode.jsといった多様なフレームワークを横断的に扱える人材が強く求められています。
経験年数・職種別の給与水準
レポートによる給与水準(月額目安)は以下の通りです。
- 新卒(未経験):300~400 USD
- フロントエンド開発者:400~600 USD
- バックエンド開発者:500~700 USD
- シニアエンジニア:700~1,400 USD
- フルスタックエンジニア:1,400~1,600 USD
- ITマネージャー:2,000~3,000 USD
日本以上に激しい「給与格差」
経験年数別に見ると、経験2年未満(300~500 USD)に対し、経験10年以上のマネージャークラス(2,300 USD~)では、新卒とマネージャーの間で7~10倍もの給与格差が存在しています。
この大きな格差こそが、ベトナム人エンジニアが貪欲に新しい技術を習得し、高いパフォーマンスを発揮してハイクラスを目指すモチベーションの源泉となっています。
オフショア開発を成功に導くパートナー選び
自社でベトナムに現地法人を設立してゼロからエンジニアを採用・マネジメントするのは、非常にリスクが高く、撤退のハードルも高いのが実情です。
バイタリフィアジアでは、2008年からの長きにわたるベトナムでの開発実績と、現地エンジニアの評価・マネジメントノウハウを蓄積しています。JavaScript(React/Vue等)を活用したモダンなWebフロントエンド開発や、アジャイル・スクラム体制でのラボ型開発、さらにはAI導入のPoC検証など、企業様のビジネス課題に合わせた柔軟な開発リソースをご提供いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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