ベトナムにおけるAIエンジニアの給与水準と需要予測:機械学習領域の人材獲得とコスト構造

ベトナムのIT開発市場で急速に注目を集めているのが「AI(人工知能)」領域の開発です。
ベトナムの求人プラットフォームTopDev社が発表した『VIETNAM DEVELOPER LANDSCAPE 2017』レポートを基に、AIエンジニアの給与水準や、利用されていた開発言語のトレンドについて解説します。
ベトナム人ITエンジニアの転職意識と給与のリアル
レポートによると、当時のベトナム人エンジニアの転職意識は以下の通りでした。
- 自ら積極的に転職活動をしていないが、良いチャンスがあれば転職したい:62%
- 積極的に転職活動をしている:13%
意外にも「待ち」の姿勢のエンジニアが多く、知人の紹介(リファラル)などで良いオファーがあれば動く、という堅実な一面が見えました。
一方で、現在の給与に対する不満は高く、約6割のエンジニアが「自身の能力に見合っていない(不満である)」と回答していました。ベトナム人エンジニアにいかに納得のいく評価(適正な報酬)を行えるかが、オフショア開発を成功させる重要なポイントです。
職種別給与水準:AI(機械学習)エンジニアがトップに
職種別・平均給与水準(月額)のデータです。
- Machine Learning(機械学習):1,576ドル
- DevOps:1,575ドル
- Data Scientist:1,455ドル
- Mobile Dev(モバイルアプリ):1,173ドル
- Web Dev(Web開発):916ドル
このデータからも分かる通り、機械学習エンジニアの給与水準が最も高く、ベトナム国内でもAI領域の優秀な人材の獲得競争が激化している事が伺えます。
【オフショア開発現場からの補足】
ベトナムでは、給与を「手取り額(Net)」で交渉・合意するケースが一般的です。手取りで1,000ドルの場合、税金等を含めた会社負担(Gross)は約1,300ドルになります。さらに、旧正月(テト)の1ヶ月分の賞与を含めると、年間の人件費は13ヶ月分で計算する必要があります。
また、ベトナムはスキルによる給与格差が非常に大きく、入社1年であってもパフォーマンス次第で給与が2~3倍に上がることも珍しくありません。平均値はあくまで参考として捉える必要があります。
技術トレンド:AI開発に不可欠なPythonの台頭
ベトナムで実際に使われていた開発言語はJavaScriptがトップでしたが、「今後利用が増えるであろう開発言語」として強い関心を集めているのがPythonとRです。AIやデータサイエンス分野への注目が高まるにつれ、これらの言語のニーズが急速に拡大しています。
また、Webフレームワークとしては、Node.jsやLaravelに加え、SPA(シングルページアプリケーション)の需要増を背景にReactのシェアが急拡大しています。
バイタリフィアジアでは、こうした市場の変化をいち早く捉え、Pythonを用いたAIモデル(機械学習・ディープラーニング)の研究開発や、Reactによるモダンなフロントエンド開発体制を構築しています。ベトナムの優秀なエンジニアを活用したAI開発やシステム構築をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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