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ベトナムの業界別給与水準レポート:ITエンジニアの給与格差と高い投資対効果(ROI)

ベトナムの業界・職種別の給与水準ランキング。経験3年未満でITエンジニアの給与がトップクラスに跳ね上がる特有の給与格差と、優秀な人材がIT業界に集まる構造を解説した人事・採用向けの資料です。

ベトナムの業界別給与水準レポート:ITエンジニアの給与格差と高い投資対効果(ROI)
目次

ベトナムでのオフショア開発が多くの企業に選ばれる理由の一つは、現地の優秀な若手IT人材の存在です。では、現地の若者から見て「ITエンジニア」という職業はどのような位置づけなのでしょうか?

ベトナムの大手求人メディア「JobStreet.com」が公開した2018年の給与統計データ(業界・職種・経験年数別)を分析すると、ITエンジニアが「若くして圧倒的に稼げる、夢のある職業」として際立っている実態が浮き彫りになりました。

経験年数別:給与水準ランキング(Top5)

職種別の月額給与水準(目安)の推移です。

【新卒時(未経験)の給与水準】

  • 不動産関係:378~629ドル
  • ITエンジニア:296~479ドル
  • 秘書・事務:286~415ドル
  • 食品関係:280~406ドル
  • 金融営業:280~449ドル

新卒時点では、土地バブルの只中であった「不動産業界(完全成果主義の営業等)」が最も高い水準にあり、ITエンジニアは2位につけていました。意外にも、金融関係の新卒給与がそれほど高くない点が特徴的です。

【業務経験 1〜3年目の給与水準】

  • ITエンジニア:443~711ドル
  • ITセールス:403~637ドル
  • 法律関係:383~582ドル
  • 不動産関係:381~579ドル
  • 秘書・事務:380~570ドル

就業からわずか1〜3年で、ITエンジニアが不動産を抜き去り、全職種の中で給与水準トップに躍り出ます。新卒時からの給与の上がり幅が他業界と比較して突出していることが分かります。

【業務経験 3年以上の給与水準】

  • IT(ハードウェア関連等):851~1,307ドル
  • ITエンジニア(ソフトウェア等):759〜1,191ドル
  • 法律関係:721~1,016ドル
  • ITセールス:664~1,016ドル
  • 化学業界:636~1,016ドル

経験3年以上の中堅クラスになると、ハードウェアやソフトウェアを含むIT業界全体が上位を独占します。上位エンジニアになれば、わずか数年のキャリアで日本円にして月額10万円を優に超える水準に達しており、ベトナムの平均的な物価水準からすると極めて高給取りの部類に入ります。

データから読み解く「ベトナムIT市場の強さ」

日本の一般的な企業制度(年功序列など)と比較すると、ベトナムにおけるITエンジニアの給与上昇カーブは非常に急角度です。

この「圧倒的な給与格差と上昇スピード」こそが、ベトナムのIT市場に優秀な人材が集まり続ける最大の理由です。

  • 完全実力主義:高いパフォーマンスを発揮し、新しい技術(モダンな言語やAI、ブロックチェーンなど)を習得して成果を出せば、年齢に関係なく若くして大きな対価を得ることができます。
  • 優秀な頭脳の流入:理数系に強い優秀な学生たちが、こぞって「最も稼げる魅力的なキャリア」として情報工学やソフトウェア開発の道を選択する強力なインセンティブとして働いています。

優秀なエンジニアリソースを活用するオフショア開発

こうした競争の激しい環境で切磋琢磨し、自己研鑽を続けるベトナムのITエンジニアたちは、最新技術のキャッチアップが早く、極めてハングリーで優秀です。
日本国内でIT人材の枯渇と採用コストの高騰が深刻化する中、これらベトナムの優秀なエンジニアチームをビジネスパートナーとして確保することは、企業の競争力を左右する重要な経営戦略となります。

バイタリフィアジアでは、2008年から10年以上にわたりベトナム・ホーチミンにてオフショア開発事業を展開し、現地エンジニアの採用・育成・マネジメントにおいて独自のノウハウを蓄積しています。

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